毒沢鉱泉 神乃湯 どくさわこうせん かみのゆ )

諏訪大社下社春宮の奥に位置する毒沢鉱泉、その一番奥に位置するのが「神乃湯」です。
急な上り坂を進み、どん尽きに重々しく佇んでいました。
信玄の隠し湯として伝えられ、鉄、アルミニウム、マグネシウムを大量に含み、薬水としても使われている珍しい鉱泉となっています。
2001年にリニューアルされた宿の中には、香が焚き込められており、神棚、仏様と共に厳粛な雰囲気が醸し出されています。
宿のお食事も自然や健康に気遣ったものであり、飽食の時代を考えさせられる一時を過ごせました。

訪問日:2005.01.30

----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: 含鉄・アルミニウム-硫酸冷鉱泉
色匂い: 無色透明(酸化後オレンジ色)、強い酸味
効能(入浴): 神経痛、筋肉痛、慢性皮膚病、等
効能(飲用): 貧血、慢性消化器病
源泉温度: 2.0℃
使用源泉: 毒沢鉱泉
方式: 循環・加温、源泉100%槽有
立ち寄り: 700円 am11:00-pm09:00
住所: 長野県諏訪郡下諏訪町社7083
電話: 0266-27-5526



浴室内には2つの浴槽があります。大きいものは加温された鉱泉が入れられた温浴槽、小さいものは、100%源泉槽となっており非常に冷たいです。
加温されたお湯は赤茶色に濁り、神々しさを更に醸し出します。
温かい湯と冷たい源泉に交互に入ることにより、温泉の効果が高められることでしょう。
pH=2.5の強い酸により、肌は滑らかなる感じやら、傷に沁みる感じがしますが薬効とのことでご勘弁を!



浴室内にある飲泉 少ない湧出の源泉がポタポタと源泉槽に注がれています。
酸化する前の透明な源泉は、昭和初期には薬として認可され販売されていたもの
強い酸味(胃液の様)と苦味を伴います。私的には、結構いける味だと思ったのですが、賛同は得られませんでした。


まだ新しい脱衣所 竹すのこが気持ち良い


狭いながら小奇麗な部屋です。@9500円(2食付)


夕食 野菜・魚でまとめられた薄味のお料理です。
笹の上には後から鮎の塩焼きが運ばれます。


朝食 豪華では無いですがおいしいお食事でした。
夕・朝ともに獣っ気はありませんでした。


玄関 神様、仏様が奉られています。


室内調度品も神仏でまとめられています。





「毒沢鉱泉」 ペットボトル1本 500円

[閉じる]