屏風山温泉 びょうぶやまおんせん )

 平成の合併でつがる市木造となった木造町、ここはどなたもご存知の宇宙人のような「遮光器土偶」が出土した亀ヶ岡遺跡があります。
 その展示館「カルコ記念館」の近くに屏風山温泉があります。(注;カーナビを頼りにしたら全然違うところとなってしまったが、湯抜きの窓がある建物に近づいたところそれが屏風山温泉であった。)
 レモンイエローの山小屋風の建物が目を引く、銭湯風の浴室となっています。
 豊富な湯量のためか、掛け流しの大きな湯船、打たせ湯、大きく取られた洗い場と銭湯として毎日利用したい施設である。

 近所に公営のセンター系温泉施設ができたため、そちらに客足を奪われ閑散とした感じがします。以前は洗い場のカランの数からも盛況であったことが伺われます。

訪問日:2005.04.17


----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: ナトリウム-塩化物・炭酸水素泉  pH=?
蒸発残留物: 8,133mg
色匂い: 透明、塩味(美味い)
効能(浴): 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、他
源泉温度: 42.0℃
立ち寄り: 350円 5:30-23:00
方式: 掛け流し
住所: 青森県つがる市木造58-2
電話: 0173-42-1697


 銭湯のイメージの浴室、湯船が中央に配置され2つに仕切られ湯口側の熱めのと湯尻の温めの湯になっています。
 湯口は腰の高さのところにあり、掛け湯、上がり湯に利用できるようになっています。お湯の出てくる箇所にはネットが掛けられており、もわもわ湧き上がってくるお湯を見ていると楽しくなってきます。

 写真ではお湯が琥珀色に見えますが、湯船に付着した鉄分がそうさせているもので透明なお湯となっています。  泉質は、炭酸系の成分が多い割には、炭酸泉の特徴はあまり感じられない。お湯を味わうと潮汁のような出汁の利いた味をしておりなかなかいけます。
 浴感もヌルスベ感があり、好く温まり浴後汗が湧き出してくる温まりの湯です。
 打たせ湯、サウナ、水風呂と至れり尽くせりの施設、宿泊もできるようなので一度お試しあれ。


洗面台のような湯口です

手前は掛け湯用、奥は湯船に注がれます

広い脱衣場、死角が無い

青森はこのようなタイプが多い

近くの「しゃこちゃん温泉」
ここにお客を取られている様子である


JR木造駅
電車が到着すると目が光るらしい


カルコ(亀ヶ岡遺跡資料館)

遮光器土偶(レプリカ)

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