東鳴子温泉 高友旅館 ひがしなるこおんせん たかともりょかん )

一軒の温泉宿で4つの源泉が楽しめるレトロな和風旅館。 造りもさることながら、館内の置物もレトロさを直一層引き立てています。
朝日連峰への登山口、車止めの位置から歩いて5分の月布川支流古寺川沿いに宿はあります。
この宿の売りはなんと言ってもラジウムと鉄分を多く含む黒湯、宿にはその効能を記したチラシがおいてあり様々な症例、特に足腰に効果があるとのことです。ただし、『金欠病と恋の病には効きません』とのことです。


訪問日:2005.04.29



黒湯
----- 温泉データ -----

源泉1: 黒湯 含重曹-硫黄泉
  黄黒色 微油味、微苦味 微油臭、微硫化水素臭
  慢性婦人病、きりきず、慢性皮膚病、糖尿病、やけど

源泉2: ラムネ風呂/ひょうたん風呂 重曹硫化水素泉
  微黄色透明 微油味、微苦味 微油臭、硫化水素臭
  きりきず・やけど・慢性皮膚病・慢性婦人病・糖尿病・高血圧症・動脈硬化症

源泉3: プール風呂 含土類-重曹泉
  無色透明 微油臭、微苦味 微油臭
  きりきず・やけど・慢性皮膚病

源泉4: 家族風呂 純重曹泉
  微黄色透明 微油味、微苦味 味油臭、微硫黄臭
  きりきず・やけど・慢性皮膚病

立ち寄り可: 500円 9:00-16:00
方式: 掛け流し
住所: 宮城県玉造郡鳴子町大口字鷲ノ巣18
電話: 0229-83-3170



黒湯、プール風呂の境の温泉成分堆積物
宿自慢の黒湯、普段は混浴で使用されており、黒湯の注がれた異形の湯船と長方形のプール風呂が誂えられています。
黒湯は、やや黄色掛かった濃い成分の温泉が身体に染み入ってきます。ズシンと身体に圧し掛かってくるような感じがします。独特な油臭と硫黄臭が嬉しい限りです。
一方のプール風呂はあっさりした浴感ですが、黒湯と交互に入浴するには良い感じがします。
黒湯の周りには、幾重にも幾段にも重ねられた温泉の堆積成分がオブジェを形成しています。

3つめの炭酸成分の多い源泉を使った「ひょうたん風呂」(男湯)、「ラムネ風呂」(女湯)があります。こちらはこじんまりしたサイズの湯船となっていて、一人で入るにはちょうど良く泡が身にまとわり付く温泉です。
4つの源泉を全て入るのには宿泊の必要があります。しかし、日帰りでは3つも浸かればもう充分、濃いお湯で次のお湯を訪ねるには、しばし休憩が必要でした。

ひょうたん風呂

ラムネ風呂

温泉オブジェ

ひょうたん風呂の湯口

黒湯の注意書き
「気にしないでください」の意味が不明?


館内にぽつんと置かれた乗り物
乗れる位置には置いていないので
きっと使えないであろう?


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