今神温泉 いまがみおんせん )

国道47号線道の駅とざわ「高麗館」手前の信号機の在る三叉路から、山奥に入っていきます。
途中から車一台しか通れないダート道を進むこと5Kmあまり、大きな鳥居が見えてきます。
そう、ここが霊験あらたかな念仏温泉(今神温泉です。)
宿と言うよりは、修験場と言った方が正解かもしれません。
短期滞在は断られ、一見さんお断り、一週間以上の療養のみ受け付け、
入浴時は、白装束を着、祭壇に念仏を唱えながら入浴する温泉です。
滞在中は、一切の邪念、殺生は禁じられています。

開湯以来、千数百年を経たここの効能は、ハンセン氏病、ライ病、癌の治療等で昔は朝鮮辺りからも療養に来ていたと言われています。
現在も、現代医学で見捨てられた病の方々が来訪しているとの事です。

訪問日:2004.12.04




----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩温泉
旧泉質: 含炭酸・重曹・芒硝・弱塩泉 だそうです。
蒸発残留物: 不明
色匂い: 不明
効能: 癌、ライ病、ハンセン病、不治の病
源泉温度: 36℃らしい
方式: 掛け流しらしい
立ち寄り: 不可 長期療養滞在のみ
住所: 山形県戸沢村
電話: 0233-73-2311



今神温泉の入浴風景です。
ひたすら神に祈り、2〜3時間祈祷をしながらの入浴となるようです。
「今熊野三社大権現念仏」

(出展:山形県温泉療養のしおり)


47号線沿いで見かけます

ダート路を進むと大鳥居が

鳥居をくぐると大きな岩が
夏場は、ここに熊野神社のお社が造られています。
ここから先は、立ち入り禁止となっております。



人を遠避けるかのごとく、途中にもこのような看板がいくつか見られます。

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