満沢温泉 みつざわおんせん )

国道47号線を新庄から鳴子に向かって走る。途中、もがみ駅辺りから満沢(みつざわ)地区への進路を変えることしばし、道路沿いに満沢温泉があります。
まさに田んぼの中の温泉、脇の畦の黒パイプから30℃弱の源泉が垂れ流しにされています。
パイプの横には農作物の洗い場らしいコンクリート枠が備えられており、作業場横に置かれた黒パイプで引湯するのであろう。 さすがの私も、これにお湯を溜めて入浴するのは気が引け、入浴は断念した。
お湯は、湯温29.2℃、無色・透明、pHは8.5でアルカリ性単純温泉と推測される。勢い良く垂れ流される湯に手をつけた後はサラサラとした手触りとなる。
ただ掛け流されてゆく温泉、あーもったいない


訪問日:2005.09.04


----- 温泉データ -----

泉質: アルカリ性単純温泉と推定 pH=8.5
色匂い: 無色、透明
源泉温度: 29.2℃ (源泉井 33.0℃)
立ち寄り: 無料 24時間いつでも
方式: 掛け流し
住所: 山形県最上郡最上町満沢
電話: 当然ありません


留まることなく掛け流されています。
このパイプに周囲に置かれていたパイプを継ぎ足し、コンクリートの洗い場へ湯を溜めるのでしょう。
ただお湯を捨てるのももったいないなー、家に引くなりしてお風呂に使えばいいのになー
サラサラつるつるする湯触り感は最上町近隣の温泉に似た感じである。

黒パイプの根元を畦沿いに辿って行くと配湯のポンプが置かれた小屋がありました。
ポンプは止まっており、今は使われていないようです。きっと春先に田の雪を溶かしたりするのに使うのでしょう。
何とも興味が注がれる、絵になる風景でした。

小屋の中の井戸、鉄の蓋がされています。
こっそり覗き込むと、お湯が昏々と湧いていました。
湯温を測ると33.0℃と幾分温かめ、井戸の脇から田んぼと川にも湯が捨てられ、かなりの湧出が有るものと思われました。

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