長沼温泉 厚生館 ながぬまおんせん こうせいかん )

赤川沿いの旧国道から藤島町長沼地区に入る、住宅地の公民館の横にこの長沼温泉、厚生館がある。
近くの道路の看板には”温泉街”と銘打っているが、温泉宿はこの一軒、近くに飲み屋数件があるだけの温泉地。
直ぐ近くには町営の超人気日帰り温泉施設「ぽっぽの湯」があるが、のんびり寛げるここのお湯には根強い地元のお年寄りのファンが多く、朝から湯を楽しんでいた。
民家の座敷、普通のお部屋のような休憩室、独特な当時の雰囲気を醸し出している温泉である。


訪問日:2005.07.03


----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: ナトリウム-塩化物強塩温泉
旧泉質: 食塩泉  水素イオン濃度: pH=8.0
蒸発残留物: 25,590mg/kg
色匂い: 薄濁色、強塩味、膏薬あぶら臭
効能(浴): きりきず、やけど、慢性皮膚病、他
源泉温度: 70.4℃
立ち寄り可: 300円 朝からOKです。
方式: 掛け流し
住所: 山形県東田川郡藤島町大字長沼字宮前310-36
電話: 0235-64-2536


「ぽっぽの湯」でも使用されている長沼2号源泉、厚生館はなんと源泉100%の掛け流しです。
ヨモギのような膏薬のようなあぶら臭が狭い浴室に満たされています。更に追い討ちをかけるようにジェットバスで香りを勢い良く撒き散らしています。
畳2畳程の狭い湯船に身を委ねると、湯船からザバザバお湯が溢れ出し、強烈な食塩泉が牙をむいて襲い掛かってきます。長湯が禁物ですぞ!
入浴後も汗は噴出し、なかなか身体からはヨモギ臭が抜けることは無く、1回の入浴で2度も3度も楽しめます。


狭い廊下の右手に浴室、
左手は休憩室です。


広くは無い脱衣所

温泉街入口の案内板
下のポスターは加藤紘一代議士


温泉街の風景
手前:昼から開いている居酒屋、奥手:厚生館


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