蔵王温泉 共同浴場 ざおうおんせん きょうどうよくじょう )

蔵王温泉スキー場にある共同浴場をご紹介します。
温泉街に強酸性の硫黄臭漂う共同浴場が上湯・下湯・川原湯と3つあります。
一番湯船の大きい「上湯共同浴場」、建物の外観が可愛く一番の熱湯の「下湯共同浴場」、最後に湯畑に浮く湯船が一番美しい「川原湯共同浴場」、どの共同浴場も掛け流しの気持ち良いお湯です。スキーシーズンでも午前中はどこも空いていますのでのんびり入浴が出来ました。
顔を洗って、目にお湯が入ってしまいますと結構辛いです。真水が温泉に来ていないので要注意です。
強酸性であるため石鹸は効かないので、お湯に浸かることに専念しませう。


訪問日:2005.02.11

上湯共同浴場
----- 温泉データ ----- 分析表

泉質:   酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
旧泉質:  含硫化水素強酸性明ばん緑ばん泉
色匂い:  透明、白色沈殿物、硫黄臭、強い酸味と苦味あり
効能(浴): きりきず、やけど、慢性婦人病、等
効能(飲): 慢性消化器病、糖尿、貧血、等
源泉温度: 49.7℃
蒸発残留物:3,487mg/kg  pH=1.35
方式:   掛け流し
立ち寄り: 協力金200円 6:30-22:30
住所:   山形県蔵王温泉
電話:   023-694-9005 蔵王温泉観光協会

一番湯船が大きい上湯共同浴場、木造の気持ち良い湯殿となっています。
比較的広い湯船に透明の源泉が注ぎ込まれています。湯船の縁や湯船には白い堆積物が沈んでおり、かき回すと湯船が白く染まります。
どの共同浴場もカランやシャワーは設置されていなく、シャンプーや石鹸もありません。
強酸性のため石鹸類は泡立たず意味が無いからです。
浴室内の温泉由緒書きは、強酸性の温泉に耐えるためにチタンで出来ていました。
入浴すれば、酸により体がスベスベしてきます。心地良い硫黄臭もみに染み入ります。



小奇麗な脱衣所ですが、ごみを片付けない輩がいるようです。入浴時協力金を払わない輩もいました。
せっかくの共同浴場、マナーを守って使いたいものです。

下湯共同浴場
----- 温泉データ ----- 分析表

泉質:   酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
旧泉質:  含硫化水素強酸性明ばん緑ばん泉
色匂い:  透明、白色沈殿物、硫黄臭、強い酸味と苦味あり
効能(浴): きりきず、やけど、慢性婦人病、等
効能(飲): 慢性消化器病、糖尿、貧血、等
源泉温度: 49.7℃
蒸発残留物:3,487mg/kg  pH=1.35
方式:   掛け流し
立ち寄り: 協力金200円 6:30-22:30
住所:   山形県蔵王温泉
電話:   023-694-9005 蔵王温泉観光協会

蔵王温泉街にある3つの共同浴場、その内で一番熱かった船の下湯です。
下湯には、手湯・足湯、そしてトイレが備えられています。
湯船が一番小さく、源泉がそのまま注がれていたため、かなり熱かったです。(体感43〜44℃)
木に囲まれた感じと源泉の投入率から言って一番新鮮な感じがしたのが下湯です。


何とも不思議な湯口で、柱に空けられた穴からお湯が出てきます。このお湯は源泉温度そのままでした。
入浴中しげしげ眺め構造がどうなっているか考えましたが、壁一枚で女湯とのことを考えると柱が刳り貫かれているのかな?と思った次第です。
一人だけの入浴だったのでちょっといたずら・・・穴に指を突っ込むと堆積した湯の華が噴出し白濁湯が楽しめました。

手湯と足湯



ライオン犬が下湯を守っています。
マウスを乗せるとUPになるよ♪


川原湯共同浴場
----- 温泉データ ----- 分析表

泉質:   酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
旧泉質:  含硫化水素強酸性明ばん緑ばん泉
色匂い:  透明、白色沈殿物、硫黄臭、強い酸味と苦味あり
効能(浴): きりきず、やけど、慢性婦人病、等
効能(飲): 慢性消化器病、糖尿、貧血、等
源泉温度: 48.1℃
蒸発残留物:3,720mg/kg  pH=1.45
方式:   掛け流し・若干の加水有
立ち寄り: 協力金200円 6:30-22:30
住所:   山形県蔵王温泉
電話:   023-694-9005 蔵王温泉観光協会

上湯・下湯のあるメインストリートから一通り離れた通りの奥まったところにある川原湯です。
玄関の裏側に回ると建物全体が温泉の堀に囲まれ、湯の田に浮かんだような建物になっています。
湯船も不思議な建築となっています。説明は難しいのですが、浴室の大きさ全部が湯船となっており、人の入る部分が籠状にすのこで区切られています。それ以外の部分に床板が張られています。



湯気で良く見えないですが、川原湯の回りはお堀のように温泉で囲まれていて湯の華畑のようになっています。
更に奥の旅館の浴室も湯畑に浮いたような構造となっています。湧出する源泉の上に共同浴場を作っているのかな?と思いました。

蔵王大露天風呂
----- 温泉データ -----
泉質:   酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
旧泉質:  含硫化水素強酸性明ばん緑ばん泉
色匂い:  透明、白色沈殿物、硫黄臭、強い酸味と苦味あり
効能(浴): きりきず、やけど、慢性婦人病、等
効能(飲): 慢性消化器病、糖尿、貧血、等
源泉温度: 未調査
蒸発残留物:未調査   PH=未調査
方式:   掛け流し
立ち寄り: 450円 6:30-日没 冬季閉鎖
住所:   山形県蔵王温泉18
電話:   023-694-9005 蔵王温泉観光協会




今回は真冬の訪問のため、大露天風呂は楽しむことは出来ませんでした。
今シーズン2日間だけ冬季開放したそうでニュースで話題になっていました。
確かに、この雪景色の中で入浴できれば気分が良いだろうと思います。
オンシーズンに又訪れようかと思います。



2005.05.14 蔵王大露天風呂を再訪しました。
季節は春、受付の了解を得て露天風呂の様子を撮影しました。






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