米沢十湯巡り at 2004.10.23-24

2004.10.23 SATURDAY

置賜地方温泉ツアー!


ゲゲゲのおじさんとあやさんにお勧め湯・うっめものを教えてもらい庄内よりスタート
後から思えば、この日は”新潟中越地震”の日に成るのでした。

さて、朝一番に訪れた温泉は、高畠町・まほろば温泉・温もりの湯
朝早く7時から開いている温泉でしたので、まず一湯。
「泣いた赤鬼」が迎える、やさしい泉質のお湯で、ドライブの疲れを癒すには十分。
隣には、浜田広介記念館があり、童話の世界に飛び込めます。

湯船で話しかけてきた77歳のおじさんが「若いのにあんなに太っちゃって」と入浴者を見て話しかけてきましたが、「自分もそうですから」と受け流したが、しばらくお話しをすることになりました。
入浴後、妻の話では湯沼温泉が相当良いとの事、ゲゲゲのおじさんの推薦もあることですし、早速Go−!

道中看板には、「不思議な温泉」の文字が、何かなー?と思いつつ高畠町・湯沼温泉・駒草荘へ着きました。 この温泉は、秋に真っ赤に色付く「うめもどき」の木が植えられており、田園と葦に囲まれた一軒宿。ゆったりとした気分に浸れる温泉です。

朝から2湯入ったところで当初目的の米沢十湯へ。とは言っても、腹が減っては戦はできぬ!まずは昼食を!
米沢といえば、米沢ラーメンと米沢牛。牛さんは後回しにして米沢ラーメンを!
でも、これは全然だめな一品、人生限られた食事回数の1回を損した気になりました。
午前中のイベントは終わったので、温泉巡り前に歴史の勉強「上杉神社」でご参拝!

午後一番は、新高湯温泉・吾妻屋へ、天元台のロープウエイ乗り場の上に更にあがります。この坂道の勾配は強烈です。
さて、ここの温泉なんですが、湯を張っている最中で浅くて、ぬるいんです。
12時からOKとなっているのに、これじゃーねーっと気分塞ぎ気味での入浴となりました。
また、根っこ風呂も先の人が占有しっぱなしで入浴できず、不完全燃焼でした。

山を降りてくる途中、天元台ロープウエイの乗り場がありましたが、ちょっとお値段が高かったためパス!
そのまま、白布温泉へ東屋、西屋とメンチきったように並ぶ旅館が・・・
どっちか悩みましたが白布温泉・東屋旅館へ ここでは、年配のバイクツーリングのおじさんと意気投合、色々話しました。
帰り際、宿の前にはピッカピッカのハーレーダビットソンが・・・笑顔が素敵な中年ライダー

今度は、今日一番のハードな温泉、新高湯温泉・滝見屋へ。急な坂道、きついカーブを登り駐車場に到着。
ここから、20分ほど谷を下りて、つり橋を渡った所に一軒宿があります。
露天風呂からは、最上川源流の石碑があり、河口に住むものとしては、感慨深げな気分。
豊富に沸く温泉、沢の流れ、そして、真っ赤なもみじと最高な気分での入浴でした。
さて、問題なのは帰りです。先ほど下りた急な坂道を登るのです。せっかくさっぱりした身体もまた汗をかく始末。

本日最後の温泉は、小野川温泉・小町の湯、春訪れた際は無かったと思いましたが、無料(協力金)の外湯です。
雰囲気としては、広場に岩を積み重ねて湯船を作ったちょっと殺風景なお風呂です。


本日のお宿は、米沢α−1、突如思い立った旅行のため温泉宿泊とはいかなかったけど、米沢牛をえっぺ食べるため仕方が無い。
もちろん晩飯は米沢牛。色々なお店から「グルメ小僧万吉」を選びました。
お店に行く前にまず電話を込み合いますからと予約を取りましたが、いざお店に着くと閑散としていました。
それもそのはず、新潟では震度7の大地震が発生していました。特上すき焼きを注文し、鍋に火をつけたところ、大きな余震がまたもや・・・
不安な気持ちでしたが、柔らかお肉の誘惑には敵いません。なんせ、血統書付きの米沢牛なんですから。
観光案内のクーポンのおかげと地震のバタバタのため、結構安い値段でたらふくすき焼きを頂きました。
帰り道、妻の出張の際、地元の人に紹介されたラーメン屋で〆のお食事を・・・地震のためか街には人がまばらでした。



2004.10.24 SUNDAY

2日目、昨日の地震のことが気になりますが、朝一番、人気の高い姥湯温泉へ向かいました。
噂に違わぬ急な坂道で、今回の車の選定(パジェロミニ)正解と自己満足でした。

さて、姥湯温泉・桝形屋に着いたのは良いのですが、ちょっと早すぎたので受付前でしばし待機!
受付開始と共に露天風呂へ、先に入っている人も一人しかいなく、しばらくは、まったりと入浴
混浴露天風呂は人が少ないので妻を向かえ一緒に入浴・・・しかし半時もすると・・・
日帰り入浴客がわんさわんさ、老若男女がえっぺー入ってきました。
若い女性の入浴は歓迎ですが、男女共タオルを巻いてあっちこっち外を動き回るのは趣が・・・とのことで、ここは切り上げ次の温泉へ。

しばらく、山を下って滑川温泉・福島屋へ。”早起きは三文の得”とは良く言ったもので、ここでも露天風呂を夫婦で楽しめました。
外湯より、古びた旅館の中の内湯が気に入りました。ここも独占して入浴!
宿の周りは、トレッキングの皆さんが、中には団体バスらしき一行も「滑川大滝」を見に行くんですね!

ちょうどお昼との事で峠の力餅でお昼に。
昔、妻が米沢へ在来線で出張の際、この「峠駅」の力餅を食べる機会を逸したとの事で其のリベンジを。
つきたての「五色餅ときのこ汁セット」はとってもおいしかった。
先客より有益な情報が。
行きしな、廃業したかと思っていた笠松温泉が営業しているとのこと!

さて、次は栗子温泉へ、クアドームDUOと言うのがあるみたいだけど、どこにも案内が無い?
ガソリンスタンドで尋ねると廃業してしまったそうです。
冬場は、スキー場の宿泊施設ができるとの事ですが、温泉ではないとの事!

気を取り直して、五色温泉・宗川旅館へ。
案内の看板は5つの色で書かれており、五色温泉のネーミングにぴったり。
でも、我妻は看板を書いた人の意図を感じ取れなかったようです。
さて、宗川旅館ですが、内湯は洞窟風呂になっているとの事ですが、日帰りでは入浴できません。内湯のちょうどその上にはお社がありました。
外湯の露天風呂は、ぬるめのお湯でした。
湯量が少ないためなのかな?女湯は15分措きに給湯が停止するとのことで、今一なイメージを持ちました。

笠松温泉・笠松旅館へ、本当に鄙びた感じのお宿です。
おばあちゃんとポチがやさしく迎えてくれました。
本当に入浴できるのかと聞いたところ”可”とのこと、早速二人で入浴を。
あまりにも人が来ないためか浴室には2槽式洗濯機が置かれていました。時代の流れ、取り残されてしまったような空間です。
お湯は薄茶掛かった鉱泉、蛇口をひねるとゴーっとボイラーの音が・・・

米沢十湯、最後に訪れたのは、湯の沢温泉・すみれ荘山形新幹線が見える温泉です。
冷泉を使った温泉粥、冷泉でダッチコーヒーのように長時間落としたコーヒーなど売っています。
お風呂は、湯船の横を流れる羽黒川を眺めながら、透明の優しいお湯でのんびりできます。
温泉温泉していない毎日入るのに最適な温泉に思えました。


さて、今回は米沢十湯を巡る旅を洒落込んだ訳ですが、新発見が色々ありました。
どうも山形県は内陸の方が気さくで人懐っこい人が多いようです。色々な温泉や道中で色々な人とお話ができました。
それと、帰宅後ネット上で米沢十湯の何処かが温泉では無いとの噂を・・・
怪しいのは・・・見当は付きますが言及は・・・
何れにせよ、今は米沢十湯の完全制覇はできないとの事実が残りました。