大塚温泉 金井旅館 おおづかおんせん かないりょかん )

ぬる湯の薬湯として名高い大塚温泉、600年もの歴史があるそうです。
34.2℃のお湯にゆっくり長時間浸かる事で不思議と身体は暖まってくるのです。
訪問した日には、湯治に通われている方が何人か来ていました。
ある方は皮膚に雑菌が入り汚くなってしまったのが、薬も無しでこの温泉で綺麗に治った事でした。
主な効能は、アトピーなどの皮膚病、火傷、リュウマチなど、また、飲用も効果があるそうです。
良く室内に満たされた温泉成分でマイナスイオンもたっぷりです。
この温泉、かなりリラックスできます。時間に余裕がある時に訪ねたい温泉でした。


訪問日:2007.02.24


----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: アルカリ単純温泉 pH=7.9
蒸発残留物: 540mg
色匂い: 透明、無味無臭
源泉温度: 34.2℃
立ち寄り可: 300円 9:00-21:00
方式: 掛け流し(加温槽もあり)
住所: 群馬県吾妻郡中之条町大字大塚803
電話: 0279-75-3073


男女別々の脱衣所となっていますが混浴の湯船となっています。
浴室の奥にごっつい岩がおかれており、そこにはビニールシートが掛けられています。
このビニールシートの内側には、勢い良く源泉が流れています。流れているとの表現ではなく吹き出ていると言った方が良いかもしれません。
湯温は体温よりもやや低い温度、最初は抵抗感がありましたが30分程入っていると凄くリラックスしてきます。
皮膚病に効くとの事、肌を伝わる温泉の水滴の転がり方からも分かるような気がします。コロコロと玉のように転がって行くのです。
イ笹濁りのやや緑掛かったお湯には32gもの温泉成分が溶け込んでいる濃い温泉です。
匂いの方もあぶら臭が感じ取られ、臭素105mg、ヨウ素32.5mgは温泉好きの方には興味が注がれる所かと思われます。
湯温が低いため残念ながら加温使用、循環・濾過がされていますが、湯口からの湯の投入は加温した源泉100%であることが嬉しいです。
この濃い高張泉の割には入浴中の火照り、逆上せ感は少ないのは炭酸成分が多めに含まれているせいでしょうか?
最近出来上がった施設との事で館内は大賑わい、露天風呂も内湯もさほど大きいものではないため、お湯は疲れ気味です。もうしばらく経って、落ち着き始めた頃にゆっくり入りに行きたいと思いました。

大きな湯船の横にある一人サイズの加熱風呂の湯口です。

洗い場もありますが、源泉が吹き出ているだけ

2006/10に新しく出来上がった湯小屋
まだ新しく、露天風呂は未だ作られている最中です。
古い浴室とは大違いな綺麗な清潔な空間に仕上がっています。
混浴で入浴を躊躇っていた方もこれで大塚温泉を気軽に楽しめます。

石畳が綺麗な浴室

大小3つの温度の異なる湯船があります

源泉の投入は新館は少なく、迫力はありません

今まで無かった立派な洗い場がお目見えしました

こんな旅館の看板見たこと無い

温泉の効能を詠った句の石碑

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