あつゆ元 熱泉荘 あつゆもと ねっせんそう )

『あつゆ元 熱泉荘』なんと、私の心に響くネーミングでしょうか! 名前から激熱温泉が想像できてしまいます。
R148号、トンネルとトンネルの間に小谷温泉への入口の信号機があります。
川沿いの坂道を登ることしばらく橋の袂に「熱湯口」のバス停があります。そこから少し進むとぽつんと佇む山肌のお宿が見えてきます。
宿の雰囲気はシックな山小屋風旅館、広い玄関には温泉を極めた人たちの色紙が並んでいます。
この湯は飲泉にも利用でき、糖尿病によく効くことでも有名な温泉として紹介されています。


訪問日:2005.08.16


----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: ナトリウム-炭酸水素泉
       中性低張性高温泉  pH=6.97
蒸発残留物: 2,753mg/kg
色匂い: 白濁食、塩味
効能(飲用):
 慢性消化器病、慢性便秘、糖尿病、痛風、肝臓病
効能(浴用):
 きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性夫人病
源泉温度: 58.0℃
立ち寄り: 500円 ?時間相談
方式: 掛け流し
住所: 長野県北安曇郡小谷村小谷温泉18812
電話: 0261-85-1241


白く濁った湯船には高い位置から湯が注がれています。分析表には源泉温度58℃と記されています。
えっ!激熱湯でないの?の疑問は、宿のご主人が払拭してくれました。実は、宿の少し上の源泉井戸は98℃との事で熱泉であることが確認できました。
白み掛かったお湯はヌメリ感のある重曹泉で湯泥も少し混じっておりサラサラ感も合わせて感じます。
味はだし汁のような味わいの美味しい代物である。
湯船には、炭酸カルシウムの沈殿物が厚く堆積しており、その肌触りを楽しみながら谷間を伝ってくる風を感じての入浴が気持ち良い。
また、浴室の窓からは、深い谷間が望め緑一杯の自然が感じられます。
浴室内のカラン、外の洗面台の蛇口からも源泉が使われており、源泉の豊富さを感じます。

注がれる源泉のには石膏質の堆積が
湯船の縁も雪庇状に迫り出しています。


カランからも源泉が。。。


山にひっそり宿は佇みます。

浴室からもこの谷間を楽しめます。

洗面台からも源泉が注がれる。

浴後の寛ぐスペースも風と景色で堪能できます。

玄関も田舎の雰囲気がでています。

目印の「熱湯口」バス停

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