鳴子温泉 東多賀の湯 なるこおんせん ひがしたがのゆ )

鳴子町国道47号線沿いに東多賀の湯はあります。東多賀の湯・西多賀旅館と並びで建っており、温泉通の間では好みがどっちかでよく話題に乗る温泉です。
現代風のそっけない玄関をくぐり先を進むと、木造りの趣のある浴室があります。
ここの温泉は入浴剤のように真っ白な乳白色の湯が印象的です。
脱衣所に有る硫化水素中毒防止の注意書きをしっかり呼んで、安全に入浴しましょう。


訪問日:2005.09.04


----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
旧泉質: 含芒硝・石膏-硫黄泉  pH=5.4
蒸発残留物: 1,166mg/kg
色匂い: 乳白色、硫黄臭、酸味、苦味
効能(浴): 慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病、他
源泉温度: 45.0℃
立ち寄り可: 500円 10:00-20:00
方式: 掛け流し
住所: 宮城県玉造郡鳴子町字新屋敷159-9
電話: 0229-83-3133


美しい白い湯が木造りの浴室に相まって、入浴の期待が増してきます。
浴室の周囲にはガス抜きの穴が幾つも開られており、硫化水素中毒を防止しています。
湯温は幾分低めで長湯には良いのですが、温泉成分のパンチ力は相当のものでヘロヘロになってきますので要注意です。
竹の湯口から温泉をすくい口に含むとカルピス色の印象味と異なり味は今ひとつ。硫黄と酸味と苦味が複雑に口の中に広がります。
湯に出たり入ったりしながら、鳴子の湯をゆっくり楽しませていただきました。

カランはありません。
その代わりに汲み置きされた湯があります。


丸い穴がガス抜き換気口です。

浴室へのエントランスです。

この看板で容易に場所は分かります。

[閉じる]