柏ロマン荘 かしわろまんそう )

 ガイドブックをめくっていると、超特大のライオン湯口が目に飛び込んできました。湯口動物園を主宰する者として、居ても立ってもいられずこの地まで足を運びました。
 場所は青森県五所川原近くの柏村、水田地帯にぽつんと洒落た建物があります。ここは公共の施設で「柏村農業体験施設・ヒバの香る温泉宿」とコピーが付けられています。
 館内に入ると高い吹き抜けの天井、行灯の照明、無垢ヒバ材を梁に使った贅沢なもの。流石公共施設といった感じです。(建築H11年、H17全面改装、なんと無駄が多いこと)
 宿泊した部屋も小奇麗であり、これに食事が付いて6,400円とは信じられない!
 アブラ臭に満たされた浴室も考慮に入れるとお得感いっぱいの宿である。
 さて、農業体験施設の実態は!と言うと、中庭で飼われているウサギに餌を与える体験が行えることかな?
 

訪問日:2005.04.16泊


----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: ナトリウム-塩化物泉
    高張性中性高温泉  pH=7.18
蒸発残留物: 14,000mg/kg以上
色匂い: 透明色、強塩味、強あぶら臭
効能(浴): 切り傷、やけど、婦人病、他
源泉温度: 67.6℃
立ち寄り: 1,260円 (宿泊しか考えられない)
宿泊:   6,400円(税込)から
方式: 循環掛け流し
住所: 青森県西津軽郡柏村大字上古川字房田178
電話: 0173-27-5055


 石造りの浴室の壁に居ました、大きなライオンの湯口が直径80cm位、座布団と同じぐらいのサイズです。残念なことに保健所の指導のため現在はお湯を吐き出すことができないとの事です。
 肝心の温泉はと言うと、浴室内はあぶら臭に満たされ(臭素・ヨウ素の含有多い)、濃い食塩泉のヌルスベとろみ感のある泉質、循環がされているようだが湯船の縁から掛け流されるお湯の量も豊富であることから、お湯の新鮮味に付いても問題は無い。
 浴後は肌がしっとりし、ツルツルしてくるのでお肌にも良い。田んぼの中の公共施設での極上温泉への出会いに感謝である。

色ガラスが雰囲気を醸し出す

大型のリアルなライオン湯口
温泉を与えてもらえず可愛そう
湯気が顔につき、涙を浮かべているように見えます。


綺麗な落ち着いた宿泊施設です。

夕暮れ時、部屋からは綺麗な夕焼けが

値段以上の夕食に満足感有り

朝食も豪華です

農業体験施設の証拠

ロビーも豪華です

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