薬研温泉 古畑温泉 やげんおんせん ふるはたりょかん )

 薬研温泉の名と歴史を共にしている古畑旅館、その昔、豊臣方に見方をしていた館主祖先が、秀吉公に拝領した薬師如来像を伴いこの地に落ち延び、切り開いたとされています。
 この薬師如来像は現在薬研温泉の守護神とあがめられ、毎年7月第2土曜日の丑湯まつりの日にご開帳されます。
 こんな歴史のある古畑旅館は落ち着いた和風旅館、そのお風呂は青森ヒバ材をふんだんに使用した総ヒバ材の贅沢な浴室です。
 この4月中旬に改装が終わったばかりの新しいヒバ材の木目と木肌の美しさを楽しみに訪問されては如何でしょうか。


訪問日:2005.04.19


----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: 単純温泉  pH=6.9
蒸発残留物: 593.3mg/kg
色匂い: 透明色、無味、無臭
効能(浴): 疲労回復、リュウマチ症、神経痛、五十肩、他
源泉温度: 45.2℃
立ち寄り: 500円 9:00-15:00 方式: 掛け流し
住所: 青森県下北郡大畑町大字大畑字薬研1番地
電話: 0175-34-2763


 浴室の扉を開けると同時に、自分の口から「ワー!」と簡単の声が出てくるほどの美しさに圧倒されます。
 湯船だけでは無く、床も壁も天井も木目を活かした青森ヒバ材で造られています。
 この年、浴室を改装するに辺り、木目を何時までも活かすか、ヒバ材の香りを活かすかでご主人は悩んだ末この浴室に辿り着いたとのことです。
 薬研温泉の優しい泉質のお湯はこの湯船に注がれ、大工さんの緻密な技で組み付けられた湯船の縁から、温泉が掛け流される瞬間に感動を覚えました。
 湯船に入り天井を見上げると、湯気で出来た水滴が宝石のように輝いています。
 浴室の窓を開けると大畑川の小さな滝も眺められます。あまりにも豪華すぎて落ち着かないのですが、話のねたにでも一度どうぞ



やや青み掛かって見える温泉
溢れたお湯が湯縁から掛け流ながされる瞬間が美しい


圧巻、全てがヒバ材で出来ています

脱衣所はヒバの香りで一杯です

ロビーには樹齢800年のヒバの巨木が飾られる

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