鳴子温泉 旅籠ゆさや なるこおんせん はたごゆさや )

鳴子温泉の共同浴場滝の湯のお隣。古い構えの旅館です。
玄関脇には行灯のが灯され、文化財にも指定されている歴史を感じさせられます。
ゆさやの由来は、山形県庄内の遊佐に由縁があるとの事である。
宴会の時にはお話好きのご主人が物語を聴かしてくれる。
さて、ここはうなぎ湯の宿としても知られている自家源泉を持っている。その実力は如何に。


訪問日:2006.12.09


----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: 含硫黄-ナトリウム-硫酸塩泉 pH=8.9
蒸発残留物: 3,196mg
色匂い: 緑透明色、硫黄臭、苦味、鉄味
源泉温度: 99.5℃
立ち寄り: 500円 12:00-15:00
方式: 掛け流し
住所: 宮城県鳴子温泉湯元
電話: 0229-83-2565


透明の緑掛かったお湯は日々時間により変化をするとの事である。
注ぎ込まれる源泉はとても熱く手で触ることも躊躇するような温度である。
このためか、源泉投入量が少ないのが残念なところである。
うなぎ湯と銘打っているが、中山平の琢秀と比べるとぬるぬるの具合は劣っている。
しかしながら、多くの人が日帰りで来る訳で無いので、お湯の綺麗さはこちらが勝っている。
さて、このお宿には宿泊すると特典が2つある。
一つは、離れの露天風呂が楽しめる事
もう一つは、お隣の滝の湯が何回も好きなだけ楽しめる事である。

大浴場にある五角形の湯船
満たされたお湯を溢れさせるのは気分が良い


普段女湯となっている小浴場
時間性で入れ替えとなる。


宿の前の坂道を100mほど上ると離れの露天風呂がある。
山の中の斜面に湯小屋が立てられており、白濁したお湯が湛えられた湯船がそこにある。
林の中での入浴は気分がとても良い。訪れた時、秋の雰囲気を残した初冬の景色がなんとも言えなかった。

湯船縁は木製で手触りが良い

静かな空間、誰にも邪魔されたくない

旅籠の雰囲気がある宿である

床の間も雰囲気のある佇まい

とっても立派な宴会場
天井の細工などは歴史的価値を感じる。


宿の皆さんのお見送り
お世話になりました。


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