泡の湯温泉 三好荘 あわのゆおんせん みよしそう )

 新潟県と山形県の県境辺り、国道113号線を複雑に折れる細い道を飯豊温泉に向かい進みます。
 その途中の雑貨屋さん(いつもキャッチボールをしている少年がいる)の交差点を左に曲がり、山奥に進んで行きます。
 どん突きの川沿いに飯豊連峰・朝日連峰の大自然に抱かれた一軒宿の温泉「泡の湯温泉」があります。
 泡の湯の由来は、岩の割れ目から、大量の炭酸ガスを含んだ泡が湯となって噴出することで付いたとのこと。
 宿には2つの浴室がありますが広いほうの浴室は水道水を沸かしたものですので、源泉風呂に直行してくださいね!。
 源泉風呂が混雑していた場合は、またぎ資料展示コーナーで時間をつぶすことになるが、温い源泉のため長湯の人が多いので辛抱して待ってくださいね。


訪問日:2005.03.20


----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: 塩化物泉
旧泉質: 含鉄・炭酸・石膏-食塩泉  pH=6.5
蒸発残留物: 11,680mg
色匂い: 黄濁色、強塩味、鉄味、炭酸味、アブラ臭(複雑)
効能(浴): 血行障害、冷え性、慢性皮膚病、きりきず、他
源泉温度: 40.1℃
立ち寄り可: 500円 9:00-17:00
方式: 掛け流し方式
住所: 山形県西置賜郡小国町大字小玉川715
電話: 0238-64-2220


 ”日本でも5つしかない炭酸温泉の一つ、入浴後アストリンゼン(収斂性)効果で肌がツルツルといたします。”と謳われた温泉です。分析表には、炭酸水素イオン2,079mg、遊離二酸化炭素1,116mgと特筆すべき値が記されています。
 期待しつつ浴室の扉を開けると想像以上の源泉が満たされています。
 湯船は小さく泡と油が浮いています。これは、湯の底から源泉が供給されその炭酸ガスが油膜を泡に変えています。
 湯温は40度以下と温いですが、肌に付く泡や、油膜を手に取ったりしてゆっくりと入浴してください。一度も出ることなく小一時間はつぶせそうです。
 窓の外には飯豊の山々が見ることができ、横に流れる川のせせらぎも趣がいい。
 ここの圧巻は入浴後にあり、肌のツルツル感はもとより、身体の中から燃焼してくるような温まり感、是非、皆さんに楽しんでいただきたい温泉です。


こちらの入口が源泉風呂です。お間違えなく!


泡と油膜の状態
先客が居なければ強烈な光景を見れそうである。



宿の玄関
振り子時計と古い発電式電話に魅せられる。


マタギ資料展示コーナー
夜知らずにこれを見たら卒倒しそうである。

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