なの花温泉 田田 なのはなおんせん でんでん )

 三川町の旧国道7号線沿いにある道の駅と併設された温泉施設です。
施設には、宿泊、文化ホール、物産館、さらにイタリアンレストランまで備えられています。
施設のネーミングにある「菜の花」は、春になると施設裏休耕田一面が黄色いじゅうたんで彩られます。
 重厚な民芸調の大きな建物に入ると、大きな囲炉裏が備えられたロビーが見られます。受付を済ませ奥に進むと、ガツンとくる濃い温泉が待っています。源泉は2つ、薄めの食塩泉ととっても濃い食塩泉、目・鼻・口・体と十分に温泉を感じられるお勧めの温泉です。
'04年新たに湯殿繋がりでマイナスイオン休憩室が登場。リクライニングチェアが備えられておりここで濃いお湯で温まった身体を休めてください。


訪問日:2005.03.06








----- 温泉データ ----- 分析表

3号源泉質: ナトリウム-塩化物温泉
旧泉質: 食塩泉  pH=7.4
蒸発残留物: 7,167mg
色匂い: 薄黄金色、塩味、ヨモギ臭
効能(浴): きりきず、やけど、慢性皮膚病、他
源泉温度: 35.3℃
立ち寄り可: 300円 6:00-21:30
方式: 加温・掛け流し式
住所: 山形県東田川郡三川町大字横山字堤172-1
電話: 0235-66-4833


----- 温泉データ ----- 分析表

4号源泉質: ナトリウム-塩化物強塩温泉
旧泉質: 食塩泉  pH=7.5
蒸発残留物: 28,750mg
色匂い: 赤錆色、強い塩味、正露丸臭
効能(浴): きりきず、やけど、慢性皮膚病、他
源泉温度: 60.1℃
方式: 掛け流し式(熱交換器で減温)

日替わりで男湯・女湯が入れ替わる湯殿、この日は左手の岩造りの湯船でした。広い湯殿には、薄黄金色の3号源泉が大きな湯船に、小さい湯船には赤錆色の見るからに濃い4号源泉(28,750mg/kg)が注がれています。
浴室室内は独特なヨモギのような、正露丸のような変わった香りで満たされています。
温泉には気使いがあり、掛け流し使用はもちろんのこと、熱い4号源泉は熱交換器で湯温を下げる程です。
入浴感と言うと、濃いお湯は本当に強い泉質ですぐに温まってくる感じで、逆上せてしまいますので要注意です。広い湯船の3号源泉はまろやかな入浴感です。
浴室内には庄内弁の看板がありますので読んでその意味を想像してください。
湯上り後、長い保温効果とさらったとした肌ざわり、そして、温泉で身に染み入ったヨモギ臭といつまでも温泉を楽しめます。

入ってすぐの民芸調ロビー

浴室へのエントランス

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