百目鬼温泉 どめきおんせん )

「100%源泉掛け流し、男女露天風呂完備」を大々的に唄った温泉。
田んぼの真ん中で農業用の井戸を掘ったところ偶然出てしまった温泉。今まで温室栽培に使っていたが、この2006年12月に地元民の共同出資で建設された温泉施設です。
山形市の郊外、蔵王連峰を見渡せる本沢地区にあります。
温泉施設建設にあたっては、4年間あまり色々な温泉施設を巡り研究を重ねたとのこと。道理で湯船の造りはしっかりしています。
特に、露天風呂は石の組み上げがすばらしく、湯船に座って身をゆだねても、半身浴しても、寝そべっても、しっくりする様な造りになっていました。
さて、この温泉、オープンして1ヶ月で改修工事をするそうです。
「カランの湯温調整が難しい」ことの改修と「洗い場の排水が見えて不快」とのことの改修を行うとのこと。
顧客重視の温泉。◎ですね♪


訪問日:2007.01.14


----- 温泉データ ----- 分析表

泉質: ナトリウム-塩化物温泉 pH=7.6
蒸発残留物: 11,120mg/kg
色匂い: 灰濁色、強塩味、微芳香
源泉温度: 56.9℃
立ち寄り可: 300円 6:00-22:00(定休第1 月曜日)
方式: 無加水、無加温、掛け流し、無消毒
住所: 山形県山形市42-1
電話: 023-645-9033


灰濁色の食塩泉はちょっと濃い目の塩味、アルカリ性のせいかややまろやかな肌触りの温泉です。
完全掛け流しお湯でお湯の投入量はまあまあなのですが、最近マスコミに取り上げられているせいか大量の人が押し掛け、ややお湯が汚れ気味なのが残念です。
しばらくしてブームが去れば、心地よさ抜群の温泉になるでしょう。
内湯は杉張りの気の香りいっぱいの浴室、露天風呂は石組みで広々しています。
やや緑掛かったお湯には32gもの温泉成分が溶け込んでいる濃い温泉です。

内風呂の湯口

オープンして1ヶ月、タイルが鉄分で染まってきています。

露天からは蔵王の景色が見えます。
あいにく曇りだけど・・・


湯気抜きの高い天井の造形美に優れています。

施設裏の源泉井。
これはビニールハウス用です。


ハウスでは、たらの芽などが
温室栽培されています。


この看板が最後の目印です。

温泉施設の周りには、目立ったものは無い
駐車場の舗装が早く行われることを望みます。


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